どんな悩みにも寄り添い、解決へと導き、より良い人生を送れるようアドバイスするのが占い師の使命。
しかし、そんな占い師にも「暗黙のルール」が存在する事をご存知でしょうか。
・死期に関わる鑑定
・犯罪に関する鑑定
・ギャンブルに関わる鑑定
・人の不幸/呪いに関する鑑定
これらは「占い」というエンターテイメントを超える範疇にあるものとして、占うことは禁忌とされています。
みえてしまう事はあっても、良識のある占い師ならば伝える事はありません。
しかし、暗黙のルールを破り、不安を煽りつけ込むような悪質詐欺サイトもあるようです。
今回は、なぜ「4大禁忌」が存在するのかを徹底解説していきますので、利用している占いが詐欺かどうかを確認し、安心して利用するためのチェックにお役立てくださいね。
目次
禁忌①:人の「死」にまつわる鑑定
「死」はすべての人が「いつか必ず迎える未来」です。
しかし、占い師は、人の死期や寿命をみることができません。
命とはそれだけ神聖で、神様の采配によるもの。そこに占い師が介入することは許されないのです。
また、死期を知ってしまったが為に、生きる希望や気力を失い、死期を早めてしまう人さえいるかも知れません。
占いは人生を良くするためのアドバイス、そしてエンターテイメントでなければならないのです。
仮に、もし禁忌を犯して寿命を占い、ある30歳の人が「60歳で死ぬ」と分かったとします。
でも、その占いは外れる可能性が高いです。
現在のあなたの環境から視えた寿命は、30年という時間があれば、医療技術の進歩や新薬の開発などの外的要因でがらりと変わるでしょう。
四柱推命の理論が完成したと言われる、およそ700年前。何人の占い師が「平均寿命80歳以上」の未来を予想できたでしょうか。
占いとは、一種の統計学的な要素も深く関わっているため、時代の変化や外的要因に左右される部分も大いにあると覚えておきましょう。
もし、あなたの死期を占い「この鑑定を続けないと…」などと恐怖を煽ってくる場合は、詐欺を疑ってください。
占い詐欺は、あなたの気持ちや人生などお構いなしに、不安を大きくし、心を支配しようとしてくるのです。
病気や治療の相談も、信頼できる医師と病院へするようにしましょう。
禁忌②:ギャンブルに関する鑑定
金運や財運の鑑定自体は問題ありませんが、何もせずとも大金が舞い込んでくることを強調した占いには要注意。
「宝くじで必ず高額当選する方法」
「万馬券を的中させる」
「この株を買えば大儲けできる」
などといったギャンブルに関わる鑑定をしてくる場合は詐欺と思って良いでしょう。
占いとは本来、霊視やスピリチュアルなどの特別な力・占い統計学・豊富な人生経験があるからこそ当たるもので、占える対象は人間関係・恋愛・仕事など、意思や魂が通う「人間が主体となる部分」についてがほとんど。
そのため、まっとうな占い師であれば、ギャンブル等にまつわる「物」への一方通行な鑑定は「禁忌」としているはずです。
馬券や宝くじ、パチンコ玉には、スピリチュアルな概念も無ければ、神様や守護霊からのメッセージなど宿らないのです。
そして、もし占いでギャンブルに勝つことができたのなら「当たる占い師」はこの世から居なくなってしまうかもしれませんね。
確実に大金を得ることができるなら、占い師をする必要がないはずですから。
よって、ギャンブル関連で「100%当てる」「絶対に儲かる」と謳う鑑定をしている占い師は、間違いなく詐欺と言えるでしょう。
どうしてもという方は、勝負運が上がるタイミング占う…程度におさめておきましょうね。
禁忌③:犯罪に関する鑑定
窃盗、殺人、詐欺など…犯罪に関して、スピリチュアルなロジックなど必要ありません。
これらの鑑定を「可」としているのなら、詐欺と断定して良いでしょう。
占い師も社会の中ではあなたと同じ立場の“一般人”です。
犯罪に手を貸すことは出来ません。
「窃盗がばれないタイミングはいつか」
「詐欺を働きたいが、どうすれば上手くいくか」
と聞かれても、占い師も閉口してしまうでしょう。
仮に、犯罪に手を貸すような事があれば、その占い師も共犯・共謀者となってしまいます。
もし犯罪になるようなことでも構わず占う「詐欺占い師」が居たら、本当はあなたの事を利用しようとしているのかもしれません。
禁忌④:人の不幸/呪いに関する鑑定
人は誰かに傷つけられた時「憎む」気持ちが生まれます。
そして、相手も同等かそれ以上に傷つき、不幸にしたいと「呪い」という手段を探してしまう人もいるでしょう。
しかし、まっとうな占い師であれば、それらの鑑定はタブーとしています。
「因果応報」「自業自得」「人を呪わば穴二つ」という言葉があるように、誰かを呪ったとして、それはあなたに返ってきてしまう。
そして、相手が本当に悪人ならば、必ず制裁を受けるようになっていると考えられているからです。
「黒魔術」と謳って、高額な料金を請求する占い師も居ますが、その中には「詐欺」が多く紛れ込んでいることを覚えておいてください。
占い師は神様ではありませんし、魔術師でもありません。復讐の気持ちに駆られ、悪質な占い詐欺に合わないよう、一度気持ちを落ち着かせることが重要です。
それでも、もし、あなたが誰かの不幸を願ったり、呪いをかけたいと思うほど辛いことがあったのなら…まずはそこから離れてください。
逃げてください。
それが、あなたの大切な人生を守ることに繋がっていくはずです。
どうか、占いは「あなたの未来」を良くするための手段として使ってくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、占い師が占ってはいけない「暗黙のルール」と、そのルールも度外視の「占い詐欺」についてお伝えしてきました。
死期、ギャンブル、犯罪、呪い…。
人の恐怖や弱み、憎しみにつけ込もうとする占い詐欺も存在しますが、本来の占いは悩みに寄り添い、解決への道筋を示してくれる、素晴らしいものです。
もしも黒い気持ちに巻き込まれそうになったら…そこから抜け出し、あなたが心からの幸せを掴めるよう“前向き”に占いの力を頼ってくださいね。
あなたの未来に幸せがあふれますように…!